Live at Pompeii (DVD) / Pink Floyd (1971) [Pink Floyd]
ピンク・フロイドの話題に関連して、以前、書きかけで下書きに入れてあった記事をUPします。
2015/09/25 記
昨年 購入したDVD を記事にしておこう。
ピンク・フロイドといえば、このライブ映像が有名である。ポンペイの円形競技場を舞台に、無観客のライブを行い、映像化してしまったのである。 私は、「Echoes 」の映像に釘付けになった。
「Echos」や「神秘」の YouTube動画は、数えきれないほど見たのだが、リビングの大画面で見たいと思ったので、Discを購入した次第である。輸入品だが、日本語字幕も選択できるようだ。
曲目
1. Echoes Part I
2. Careful With That Axe Eugene
3. A Saucerful Of Secrets
4. Us And Them
5. One Of These Days
6. Mademoiselle Nobs
7. Brain Damage
8. Set The Controls For Heart Of The Sun
9. Echoes Part Ⅱ
特に、
「Echoes Part Ⅰ」 のギターソロ
「神秘 A Saucerful Of Secrets 」の銅鑼を打ち鳴らすシーン、
「On the run 」の作成風景、
アビーロードスタジオでのメンバーの若い時の日常風景
「One of these days 」のNick のドラム
が印象に残る。
デイレクターズ・カット版(2003) は、オリジナルの映像に、宇宙の映像を追加したもので、こちらも楽曲に合っているといえば、そうだが、オリジナルのポンペイの映像の方が、私には合う。
無観客のライブという形をどうして選んだのか。 時は、71年。ウッドストック(69年)の野外コンサートとは、全く逆の形で、コンサートを実現したかった、との監督の話である。
ピンク・フロイド ライブ・アット・ポンペイ ディレクターズ・カット [DVD]
- 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- メディア: DVD
ここまで 2015/9/25 記
「エコーズ Echoes 」 について補足します。 アルバム 「おせっかい」 のLPとしては、B面を全部使っていたようです。今はCDなんで関係ないですけど。 英名「Meddle」なのですが、「干渉する」という意味から来ているのかもしれません。
個性あるメンバーですね。 1971年に、日本で公演をしたようです。
月刊 rockin'on 2013年5月号の紹介ページを下に保存しました。
一部引用しますと、
"エコーズ"は23分29秒(!)の超大作であるにも拘らず、聴き手を捕えて離さない幻覚・幻聴・陶酔・至福が一音一音にぎっしり。 ~ 瞑想中にこれを聴きながら涅槃が見えたりした。
いささかオーバーのようにも、思えますが、暗くして聴いたりすると、トリップ体験出来そうです。
ギターが素晴らしいのは、さることながら、キーボードのリチャード・ライトの音が重要でして、2008年に彼が亡くなってしまったので、デヴィッド・ギルモアは2006年のライブ https://youtu.be/zrProK5R7ms を最後に、彼無しで、「エコーズ」 はプレイしないと言っているそうです。
→ 2016 年に、デヴィッド・ギルモアが単独 ポンペイで45年ぶりにライブを行っているようですが、「エコーズ」はセットリストにはありませんでした。
こんにちは。たくさんの情報を掲載いただいて、すごく有益です。おせっかいの紙ジャケCDは手に入れたいですね。それにポンペイ遺跡でのパフォーマンスの映像ソフトもぜひ買いたいです。僕は原子心母の次に、『ウォール』を聴いてしまい、なんか違うな、と思ってあまりピンク・フロイドは聴いてきませんでした。しばらくピンク・フロイドを聴いてみます。
by Poodle (2018-05-16 14:03)
いえいえ、下書きで埋もれていた記事を挙げるきっかけを作ってくれて有難うございます。おせっかいのジャケットは、豚の耳を撮ったものだとのことです。変な写真です。 「おせっかい ジャケット 耳 ヒプノシス」で検索すると、フロイド好きのブログが沢山出てきます。
「ウォール」はCD持ってますが、未だ全曲聴いていません。 アルバムとの出会い方って大切。 何か分かるような気がします。
by raccoon (2018-05-17 06:29)
「おせっかい」という訳、この作品が発表された当時、FM放送のこのアルバム紹介番組を聞いていたら、 raccoonさんと同じことを言ってたことを思い出しました。
1973年の来日公演、以前にも自分がその場にいたことお話しましたが、そのコンサート、第1部では、まだアルバム発表前の”The Dark Side Of The Moon”が演奏され、第2部で”Meddle”を中心としたそれまでのFloydの楽曲が演奏されていたことが思い出されます。
この中で特に第1部では、世界で初めてだといわれる場内360°サウンドが用いられ、アルバムに収められたあらゆる擬音が会場所狭しと駆け巡る中、どこからともFloydのサウンド聴こえてくるような、不思議な体験をしたことが思い出されます。
差2部でもFloydのメンバーの所作を見ていても、演奏している様子は見えないのに、どこからか彼等のサウンドが流れてくるような場面が多々あったり、静かな驚きに包まれているうちに、あっという間に時は過ぎて行ってしまった。
がしかし、あれから間もなく半世紀が過ぎようとしているのに、今も忘れることのできない強烈なインパクト、今は、もうその体験することは出来ませんけど、その場に居合わせ体験したものとして、ぜひとも伝えさせていただければと思っています。
by 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) (2018-06-02 16:06)
老年蛇銘多親父さん
コメント有難うございます。
「狂気」を発表前に聴くことが出来たなんて、素晴らしいですね。
心臓の鼓動音から始まる音楽なんて、それまで無かったと思うので、不思議な体験になったと思います。
さりげなく演奏している様が目に浮かびます。
https://youtu.be/f0IPH1O2a_g
親父さんが体験された、その日のものか分かりませんが、近い音源がアップされてました。 臨場感が思い出されるかもしれません。
by raccoon (2018-06-03 10:15)