もう2週間以上たったが、プライムの期間限定おススメにあったので、懐かしさのあまり見た。
日本公開は1978年で、当時は印象に残っているSF映画があまり無かったので(同年のスター・ウォーズは除いて)かなり斬新であったような気がする。封切り時、未だ中学生で、おそらく関心はあったのだが、見に行ってはいない(ちなみに、私が初めて、映画館で見たのは「ジョーズ」。)
テレビの地上波での公開は、(wiki によれば、)日曜映画劇場(1982年10月10日)だったらしく、その時見たのだろうか。( → 淀川長治さん解説 )
テレビの地上波での公開は、(wiki によれば、)日曜映画劇場(1982年10月10日)だったらしく、その時見たのだろうか。( → 淀川長治さん解説 )
UFO(未確認飛行物体)と、地球外生命体との第3種接近遭遇を、着実に描いた純粋なSF映画である。
原題は、CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND というので、直訳では、「第3種接近遭遇」である。邦題の方が、素晴らしい一例。
主演は、「アメリカン・グラフィティ」 や、「スタンド・バイ・ミー」に出演したリチャード・ドライファス。
「ジョーズ」にも出てらしいのだけど、あんまり覚えてないな。
ストーリー (ラストねたばれ あり。)
はじめにUFOとの遭遇が何回かあって、彼だけなく、大勢の人がUFOが出現するのを垣間見る。はっきりとした空飛ぶ円盤型ではなく、眩い光だった。
アメリカのワイオミング州の平原に、デビルズタワーという巨大な一枚板の山があるのだが、そこに、科学者達が集結して、UFOを呼び出そうという計画を立てる。そこに、主人公達も引き寄せられていく、クライマックスは、巨大なUFOの母艦が降臨して、昔行方不明になっていた人達を開放する。そして、ついに宇宙人が降りてくる。
出典: https://publicdomainq.net/devils-tower-rock-mountain-0023413/
宇宙人は、当時考えられていた、少し背の低い人間型をしており、友好的だった。ラストは、主人公を含め、10数人の志願者がUFOに載って宇宙に旅立っていく。わくわく感もあり、ドキドキすることもあり、何故か希望の持てるラストであった。
それまでの映画は「宇宙戦争」のように、友好的ではなく描かれていたので、このハッピーエンドな結末は素晴らしかった。その後、数年後に、スピルバーグは、「E.T.」を製作。
「E.T.」は、学生の頃、映画館で見た。面白かったが、完全にファンタジー映画化していたので、SFといったら、こっち(「未知との遭遇」)だろう。
意外な役者としては、フランスの監督 フランソワ・トリフォー氏が、科学者役で、出ていること。また、UFOとの交信に使う単純な音階が、印象的だった。
スピルバーグは、その監督作品を「激突!」、「ジョーズ」、本作、「E.T.」と見てきたが、人をはらはらさせる映像作りがとても上手。この映画の後、数えきれないくらい映画を見てきたと思うが、映画好きになったのは、これが原点になっているのかもしれない。
参考にしたページ
ウィキペディア→ リンク
今回見たのは、ファイナル・カット版といって、製作20周年を記念して作られた編集版で、削除されていたシーンの復活や、リマスターがされているらしい。
こちらは、1977年の公開時の宣伝用映像
ラストシーンや、重要なシーンまではさすがに入れてない。見てない人は、ここまでなら見る前に見てもいいかも。
こちらは、40周年を記念したブルーレイの宣伝。映像も綺麗。
見てない人は見ると面白さ半減。一度見た人なら見てもいいかも。