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デュラン・デュラン 東京公演 2017.9.20 (後編) [LIVE]

9月20日に日本武道館で、デュラン・デュランのコンサートを見てきました。 東京公演は1日だけです。 日本公演は、9年ぶりで、初来日から35周年ということでした。 

私は、82年の「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」から聴いていましたが、コンサートに行くのは、はじめてでした。

CHIC feat.ナイルロジャース(→ 前記事 ) の後に、20分位の休憩をはさみ、デュラン・デュランが始まりました。

今更ですが、デュラン・デュラン って、メンバーを詳しく知らなかったので、ちょっとまとめてみました。
リーダーは、キーボードのニック・ローズ。(右から2番目の金髪)
ボーカルは、サイモン・ル・ボン(右端)
ベースは、ジョン・テイラー(左から2番目の長身の人 )
ドラムは、ロジャー・テイラー(左端)
80年代当時は、全員がルックスがよいので、見分けがついていませんでした(笑)。 

メンバーは、当初5人編成(
ボーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラム) でしたが、ギターは、現在抜けてしまっています。 
Duran_promo.png
シンセサイザーを多用したエレクトロ・ポップを基本とするニュー・ロマンティックと呼ばれるジャンルのようですが、第2次イングリッシュ・インヴェイジョンと呼ばれるブームを牽引しました。 カルチャー・クラブ、ワムやスパンダー・バレエ、など、イギリスのグループは賑やかでしたね。
日本にも何度か来てました。焼酎のCMに出たり、音楽番組にも出演していたと思います。
作風として、キーボードを多用した、サンプリングや打ち込みを特長としていて、一時期、ベストヒットUSAに、頻繁に出ていたので、キャッチーなメロディーで魅了された記憶があります。


ところで、ニューアルバム(といっても2年前発売の ) ペイパー・ゴッズ」 武道館で購入しました。

CD_PaperGods.jpg

はじめ、このジャケ見た時は、このセンス何?という感じでしたが、慣れてきました。今までのPVやジャケットからのモチーフをステッカーのように配置しているそうです。

さて、ライブです。 ペイパー・ゴッズ」ツアーは、2015年9月から2年続けているらしいのですが、日本が最終地のようでした。
雷鳴が響き、スモークが流れてきて、メインアクトらしいオープニングで、今回のアルバムの「Paper Gods」から始まりました。 80年代のヒットした曲にも匹敵するキラー・チューンになっています。
続いて、初期のヒット曲「Wild Boys」、「A View To A Kill 」で、懐かしさで、心躍りました。 

次の曲は、「Come Undone」。 彼らでは珍しいスローバラードで好きなナンバーでした。過去に記事書いてます。女性コーラス隊の一人とデュエットになっています。生で聴けてよかった。 → 動画
ニューアルバムからの「Last Night in the City 」では、途中、機器のトラブルということで、音が出なくなってしまい、もう一度やり直す場面がありましたが、全然動じないところが、プロだなぁと思いました。 

そして、再びナイル・ロジャース登場、サイモンから、師匠であるナイルに、バースデイ・ケーキが送られるという微笑ましい場面もありました。 ナイルのプロデュースである「Notorious 」、そして、今回のアルバムから 「 Pressure Off 」→ PV動画 の2曲を共演されました。どちらも、ナイルとのコラボによって、ダンス&ファンク系っぽくなっています。

 それから、このツアーで、1番聴きたかった曲、「Ordinary World」 です。 ありきたりの世界という意味なのですが、メロディーは癒されるバラードで、歌詞も前向きで心に響く曲です(→ PV動画 )。 サイモンがMCで、核兵器反対に言及していましたが、まさしく、その通りと思いました。

DuranDuran_Budoukan_4.jpg
この「Ordinary World」は、MTVの終焉とメンバー分裂等で、低迷していた彼らが、93年に、スマッシュヒット復活した1曲です。 この時は、ウォーレン・ククロロというギタリストが在籍したことによって、生まれた名ギターソロと、サイモンの歌詞が秀逸でした。

ずっと聴き続けていたわけではないので、3、4曲は知らない曲がありましたね。 デュラン・デュランっぽくない、アップテンポの曲もあったり。 ライブに参加することにより、そういった曲も知る機会になってよかったです。 全般的には、私が持ってるベスト盤「Decade 」に、収録されていました。

また、セットリストも、最近は行く前に、他の地域でのものをインターネットで調べることができるので便利でした。

アンコールラスト1は、「Save A Prayer 」というのは知っていましたが、聴いたことのない曲が。
これは、今回のアルバムのラストにある「The Universe Alone」だったようで、壮大な世界の終わりを歌いながらも、テーマは異なる 「Save A Prayer 」へ とつながっていきました。 → ライブ映像
「Save A Prayer 」は、イントロのシンセサイザーが、とても美しいですね。 
最後のサビのフレーズ
Don't say a prayer for me now
Save it 'til the morning after
では、会場にいる皆で合唱になりました。
最後の1曲は、彼らのセカンドアルバムからのヒット曲「Rio」で盛り上がりました。 私的には、「リフレックス」の方が良かったのですが、仕方ないですね。。
DuranDuran_Budoukan_5.jpg
終わったのは、22時近く。始まりが、19:50からと予定されていたので、デュラン・デュランは、短くされてしまうのか心配していましたが、2時間近くやってくれたので、申し分なかったです。 


 サイモンが噂ほど太ってる感がしませんでした。MCも長いのは意外でした。英語が理解できたら、また違った意味で楽しめたのになぁ、と思ったり。 また、もう少し近くて見られたら、ニック・ローズが、TMNetwork の小室さんに、どれくらい似ているのか(逆か?)確認できたのになぁ、と思いました。

会場の女性の比率は高かったのでしょうか? CHICも来るというので、年配の方(私も含めて)多かったかもしれませんね。
しかし、80年代から30年を経て、今もなお、進化し続けているのは、素晴らしいですね。 1日で、2つのバンドのライブを楽しむことができ、本当に幸運でした。

参考サイト
 http://www.tapthepop.net/extra/67688
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%B3
  https://rockinon.com/live/detail/167326

〈SET LIST〉
1. Paper Gods
2. Wild Boys
3. I Don't Want Your Love
4. A View To A Kill
5. Come Undone
6. Last Night in the City
7. Only in Dreams
8. Love Voodoo
9. Notorious
10. Pressure Off
11. Hold Back the Rain
12. Face for Today
13. Ordinary World
14. (Reach Up for the) Sunrise ~ New Moon On Monday
15. Hungry Like the Wolf
16. White Lines (Don't Don't Do It)
17. Girls on Film
(encore)
18. The Universe Alone
19. Save a Prayer
20. Rio


Paper Gods

Paper Gods

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 2015/09/11
  • メディア: CD
ザ・シングルズ 81-85

ザ・シングルズ 81-85

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2017/09/13
  • メディア: CD

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