日本のいちばん長い日(映画) [映画]
昨年の終戦記念日の前後に見た映画。 玉音放送の裏側には、こんな攻防があったのか。暑くて長い1日だったんだろうな。静粛な中で進み、本木君の天皇陛下の役は上手いと思ったが、役所広司と山崎努の役は何だかな、印象に残らず。「関ケ原」と同じ監督のようで、役者の台詞がよく聞き取れなかったのが、×。
今年の夏もプライムで視聴可能だったので、見直そうと思ったところ、こちらはリメイク版で、1967年のオリジナル版の方が、高評価だった。見てみたところ、白黒ではあるが、リメイク版より、ずっと引き込まれた。ナレーションがあって分かりやすいのがいいのかも。役者も 主役の阿南陸軍大臣を、黒澤映画で有名な 三船敏郎が、血気盛んな畑中少佐を黒沢年男が演じている。また、志村喬、笠智衆など昭和の名優が出ているところも見どころ。
ポツダム宣言が発令されてから、終戦までを描いている。長い映画であるが、日本の戦争は、このようにして終わったんだと、実感するには良い1本である。
2020-09-07 21:53
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コメント(2)
1967年のオリジナル版の方が、高評価。
私も、そう思います。
私はこの映画で、時の総理大臣であった鈴木貫太郎に興味を持ったのですけど、なんと、この人千葉県の出身者で、今も故郷の関宿町に記念館があるのですよね。
そのことを知っていから、貫太郎が陛下にご聖断を仰ぐオリジナル映画のシーンが脳裏に焼き付いてしまっています。
by 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) (2020-09-08 13:38)
老年蛇銘多親父さん、コメント有難うございます。
鈴木貫太郎を調べてみましたが、226事件で生き延び、77歳の高齢で終戦工作に尽力をつくしたということで波乱万丈な人生だったと思います。笠智衆が好演されてましたね。
記念館は野田市の関宿町にあるとのこと。自分は栃木なので、行ける距離にあります。機会を作って行ってみたいですね。
by raccoon (2020-09-09 22:18)